生活している中で、なんか今の環境・状況に落ち着かない、なんか違うな、モヤモヤするな、やりたいことってなんだっけと思うこともあると思います。
私も長年なんか今の生活違うな、何を目指してるんだっけとモヤモヤした生活を送ってきました。
親から感じ取ってしまった(勝手に解釈してしまった)暗黙の期待や周りからの影響、社会の流れから、自分がやりたいこと、自分自身の考えが薄くなってしまっている状態に陥っていました。
理想の状態ってなんだろう、その土台となる自分の価値観ってなんなんだろうと考え始めましたが、なかなかはっきりとしたものが見えてこないという状況でした。
価値観をはっきりさせることが自分らしく生きることの出発点として今回、自分の価値観を明確にするプロセスを紹介します。
価値観キーワードを発見する
価値観については理想の状態として考えてみてください。
そして、以下の質問の中でキーワードを抜き出していきます。
①尊敬する人は?
どういう人を尊敬していますか?具体的な人がいたらその人物についてどういうところを尊敬しているか考えてみます。
※私の例、「二宮尊徳(二宮金次郎)」→謙虚、逆境に負けずコツコツやって大きいことを成し遂げた。
→キーワード:「謙虚」「コツコツ」「成し遂げる」
②これまでで自分影響が大きかった経験は?
学生時代なんかでこの経験で得たもの大きかったなと思うことや、感動したことはなんですか?
※私の例、0点とかとっていた漢字のテスト(漢字が全然覚えられなかった)の対策として模擬問題を自分で作って反復して解くことで100点取れるようになった。年上のお姉さんに可愛がられて幸せだった。
→キーワード:「工夫」「努力」「可愛がられる嬉しさ」
③社会に足りないと思うもの、社会への怒りは?
今の社会に足りないと思うものを考えてみます。また、社会に対する不満を考えてみます。
※私の例、人の気持ちを考えないで怒鳴り散らす人がいるんだろう、もっとみんな他人に思いやりをもって優しくできるようになればいいのに。
→キーワード「周りの人への優しさ」「愛」
④「何を大切にしてそう?」(周りに聞いてみる)
次は親しいなんかに自分は何を大切にしてそうに見えると聞いてみてください。
※私の例、「家族を大切にしてそうに見える」
→キーワード:「家族」
⑤人に伝えたい考え方・行動は?
あなたが人に伝えたい考え方や行動はなんですか。自分の子供にこういうことを一番伝えたいと考えてみると出てきやすいです。
※私の例、「自分を大切にして、好きなことをしていいんだよ」「周りを気にし過ぎず、自分らしさを大切にしていいんだよ」
→キーワード:「自分を大切に」「好きなことしていい」「自分らしさを大切に」
⑥逆に言いたくないことは
さっきとは逆に人にこういうことは絶対に言いたくないことを考えてみてください。子供にはこういうことは絶対に言わないようにしようと考えているようなことです。その考えと逆の視点が価値観のキーワードとなります。
※私の例、「人に合わせろ」、「他人を踏みつけてでも成功しろ」
→キーワード:「自分らしさ大切にしたい」「誠実さ」
キーワードを整理する
先に挙げたキーワードを整理していきます。類似のキーワードなんかをまとめていきます。
※私の例
「謙虚」「コツコツ」「成し遂げる」
「工夫」「努力」「可愛がられる嬉しさ」
「周りの人への優しさ」「愛」
「家族」
「自分を大切に」「好きなことしていい」「自分らしさを大切に」
「自分らしさ大切にしたい」「誠実さ」
キーワードをまとめると↓
「謙虚」「努力」「優しさ」「誠実さ」
「周りの人を大切にしたい」「自分らしさ」
キーワードの整理が終わったら、そのキーワードをつなげてみます。
※私の例
「優しさ、誠実さ、謙虚さを持って努力して、自分らしく、周りの人を大切にしたい」
ここで出来上がった言葉が価値観、理想の自分の状況ということになります。
まとめ
自分がどうありたいかが明確になれば、その状態でいることを意識するだけで、「なんか今の生活違うな」ということから抜け出す方法が自然と思いつきます。
さいごに改めて、価値観を把握することの重要性をまとめておきます。
みなさんが自分らしく、理想の生活を送れますように。
〇価値観を把握することの重要性
- 意思決定の支援: 自分の価値観を把握することは、日常の意思決定を支援します。自分の価値観に基づいて行動することで、自分自身にとって本当に重要なことを選択し、自己一貫性を持った行動をとることができます。
- 充実感と幸福感の向上: 自分の価値観に基づいて生きることは、充実感や幸福感をもたらすことがあります。自分が本当に大切にする価値観に応じた生活を送ることで、自己満足感や達成感を得ることができます。
- 目標の設定と達成: 自分の価値観を知ることは、人生の目標を明確にするのに役立ちます。自分が大切にする価値観に基づいて、意義のある目標を設定し、それに向かって努力することができます。
- 他者との関係構築: 自分の価値観を理解していることは、他者との関係構築にも役立ちます。自分と似たような価値観を持つ人々とのつながりを築くことで、より深い絆や理解を得ることができます。
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