心を癒す瞑想ランニング

スポーツ

昨今、心の健康状態(メンタルヘルス)への関心が高まっています。
日本では、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があるそうです(厚生労働省より)。
私もうつ病経験者です。
このブログを見てくださっている方も心の不調を感じてらっしゃるのではないでしょうか。
私は基本ネガティブ人間で、「周りの目が気になる」「周りに気を使い過ぎて疲れ果ててしまう」「物事を悪い方にしか捉えられない」という人間です。
そんなネガティブ人間のメンタルケアの手法として瞑想を行うようにしています。

瞑想の効果

瞑想の効果
・ストレス・不安が緩和される
・集中力が向上する
・自分の行動をコントロールしやすくなる

ただ、瞑想と聞くと「じっとしないといけなくてつらそう」「なんか宗教チック」と思われる方もいると思います(私もそんな印象を持っていました)。

そこで、おすすめする瞑想はランニングしながら行うというもので、単純な瞑想よりも取組みやすく効果的です。

瞑想ランニングをすすめる背景

そもそも家の中で気持ちを落ち着かせてゆっくり瞑想したいけど…
・家の中では子供がいてゆっくり瞑想できない
・瞑想しているところを家族に見られるのは恥ずかしい
・瞑想を始めてもすぐに寝落ちしてしまい効果を感じられない

そういったモヤモヤがありましたが、それを解消したのがランニングの中に瞑想を取り入れるということでした。
ランニングしてる間は自分の時間として没頭できます。

ランニングに瞑想を取り入れることは陸上競技を行っていたことの延長でもありましたが、うつ病を経験してから始めた(たどり着いた)ことでした。
瞑想ランニングを始めてうつ状態が改善しましたし、メンタルケアとしての効果をすごく感じています。
ネガティブな感情を受け入れ、心の健康を保てているのは瞑想ランニングの実践によるものです。

瞑想ランニングの実践

瞑想ランニング
要はランニングをする中で意識を少しだけ身体の感覚に集中する。それだけです。

~瞑想ランニングのプロセス~
1.走っている自分の身体の動きに集中する(注意を向ける)。
 ・走っている時の呼吸←オススメ
 ・地面に設置する足の裏の感覚
 ・腕の動き
 ・歩数を数える
 など何か一つの身体の動きに意識を集中する
2.雑念(情動、潜在意識の反射的考え)が湧いてくる
 身体の動きに意識を向けていても雑念が湧いてきます(これは逃れられません)。
 ・嫌な記憶
 ・しないといけなかったこと
 ・これからの予定
3.意識が雑念に逸れたことに気づいて、また身体の動きに意識を向ける
 意識が雑念に逸れたことに気づいたら、1.身体の動きへの集中に戻す。
 意識が雑念に逸れるのは当然のことです(3分出来ればすごい)
 意識をまた身体の動きへの集中に戻すことが大事!

ポイント
 ・5分くらいでもOK(ハードルを低くして取組む)
 ・雑念を抑えこもうとしない
 ・オープンマインドで湧いてくる雑念を眺める意識で身体の動きへの意識を保つ
 ・上手くできなくてもOK、集中することに疲れたら集中をやめてもOK
 ・上手くできないことに罪悪感をもたない(上手くできなくて当たり前という意識で)
 ・瞑想ランニングの効果に期待しすぎない
 (効果に期待しすぎると効果が出ないことにガッカリ感を持ってしまい続かない。)
 ・いきなりメンタルや身体の不調が劇的に変化することはないので、
  効果出なくてもいいや、ダメでもいいや感で続けてみる

みなさんも気軽に実践してみてください。
ランニングじゃなくウォーキングでも身体の動きに集中する意味では十分です。

メンタルケアで自分を労ってあげてくださいね。

<参考図書>
・サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法/チャディー・メン・タン 他2名

・限界を乗り超える最強の心身 チベット高僧が教える瞑想とランニング/サキョン・ミパム/松丸さとみ
・禅的ランニング/ラリー・シャピロ 他1名

<イラスト>
Loose Drawing

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